2022/10/29 14:52

前回から少し時間は経ちましたが、岩崎工業が大阪から奈良に本社を移す頃のお話となります。


3. 奈良県に本社移転

1960~70年代の日本は高度経済成長の真っ只中で、毎年10%以上の経済成長率が持続していて、日本が一番活気があった時代だったかも知れません。

岩崎工業も御多分に洩れず、ビジネスは右肩上がりに成長していました。
当時会社のあった大阪の工場では手狭になってきており、近畿圏内でより広く生産活動ができ、倉庫スペースもあるような場所を探していました。
その結果、奈良県の大和郡山市にある昭和工業団地という場所に縁があり、本社を奈良県に移すこととなりました。1967年の11月の事です。

1967年には、吉田茂元総理の国葬があったり、第3次中東戦争があっとりと、55年も前のことですが今起こっている事とあまり変わりがないのは、人間の本質は今も昔も変わっていないという事なのでしょうか。。


少し話題が逸れましたが、岩崎工業も高度経済成長の波に乗って事業拡大を推し進めるために奈良県へと生産拠点を移したのでした。

下の写真が当時の本社社屋と初代会長と奥様になります。落成式の写真とありますが、今から50年ほど前の記載があります。
 写真の端に写っている車もかなり時代を感じさせますね。




こうして今の岩崎工業が本格的な家庭日用品メーカへとなる礎が出来上がり、今日の私たちの事業活動へと繋がっています。

次回はLUSTROWARE(ラストロウェア)というブランドがどの様な経緯で岩崎工業が持つことになったなどのお話をしていきたいっと思っております。

Vol.4に続く。